能登半島地震で割れた九谷焼で金継ぎジュエリーを制作&提供しました

能登半島地震で割れた九谷焼で金継ぎジュエリーを制作&提供しました

 

2024年元旦に起こった能登半島地震で膨大な被害が出てしまいましたが、石川県の伝統工芸である「九谷焼」もかなりの量が割れてしまい、被害総額は数億円だそうです。

元々、色鮮やかな上絵付けの九谷焼は昔から好きで、engraceのジュエリーも九谷焼を取り扱いたいなと思っていたのですが、なかなか窯元さんとご縁がないままでした。

そんな最中、「今回の地震でかなりの量の九谷焼が割れてしまったのだろうなぁ」「どうしたら役立てることができるんだろう」と考えていました。

割れてしまったお皿を定価で買い取る?
現地を周る?まずは連絡?

と悶々と一人考えていました。

こういうことはタイミングや使う言葉を間違うと、ただの自己満やお相手の迷惑になってしまう。
いつ、どう動けば良いのかわからないまましばらく過ごしていました。

そんな中、いつもは自宅でテレビを見ないのですが、たまたま母がつけていたニュース番組で画面いっぱいに割れてしまった九谷焼の写真がふと目に入り、
「あ!」と思っていたら、
金沢で200年続く九谷焼窯元の代表取締役の方がインタビューで、
「九谷焼の被害は膨大で再開をしていきたい。九谷焼の良さをもう一回スタートしてみんなに広げていきたいと思っている」という思いを目にした時、

engraceのコンセプト「日本のやきものをもっと身近に親しみやすく、新たな可能性を生み出す」と共鳴し、きっと力になれると確信。

手書きの絵付けのかなり高級な九谷焼や古九谷を扱われている大きな会社、
しかも九谷焼陶磁器商工業組合連合会の理事長をされている雲の上のような方だったので、
とても恐れ多い気持ちでいっぱいで、断られるかもしれないし、迷惑に思われるかもしれないと不安な気持ちを抱えつつ、
ワークショップや対面販売でengraceのジュエリーを手に取ったり体験してくだった方々の笑顔を思い出して、
「割れ欠けしてもう価値のないように見える九谷焼を、笑顔を生み出すアイテムに価値を変えることができる!」と熱い思いをすぐにまとめて、HPの問い合わせフォームから送信しました。

数時間後、代表から直々にお電話を頂き、その数日後に直接金沢の店舗までお伺いし、その場で割れ欠けした九谷焼をお預かりしてきました。

今回の地震で割れてしまった九谷焼を使用して、engraceは150点以上の金継ぎジュエリーを無償提供させていただくことにしました。

販売は全て金沢の「鏑木商鋪」さんの方でされ、東京 立川でのPOPUPの収益は地震の被災支援に使われます。

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● 伊勢丹立川店 2F
POPUP 「チアアップ石川」〜伊勢丹立川店は石川県を応援しています〜
日時:2月15日(木)〜3月26日(火)
午前10時~午後7時30分
東京都立川市曙町2-5-1伊勢丹立川店2階ギャラリースクエア
(九谷焼だけではなく石川県の工芸品を幅広く出品されるそうです)
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地震により器として使えなくなったものでも、見方を変えると宝物になります。

職人さんが一つ一つ丁寧に作られた絵付けのやきもの、一欠けらも無駄にしない気持ちで作りました。

 

動画はこちらから見れます↓↓

https://www.instagram.com/reel/C4IIouGvoy-/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA%3D%3D

*追記*

九谷焼窯元の鏑木商舗さんからお預かりしたやきものでまたengraceからの無償提供分は合計190点させて頂きました。

東京立川でのPOPUPが終了してからは下記の金沢の鏑木商舗様の店舗にて販売中です。

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・金沢九谷 鏑木商舗
金沢百番街 あんと

・九谷焼窯元 鏑木商舗
石川県金沢市長町1丁目3−16 (長町武家屋敷)
http://kaburaki.jp/

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